2009年12月31日 |
人間力を育たないとこれからの日本は破たんするでしょう |
今朝のテレビの政治討論を少しだけ見ました。そこで、セーフティネットの議論が広がれ、北欧型がいいのかどうか、という話もありました。原口大臣がフィンランドに視察に行ったらしいですが、、北欧への視察ツアーがここ数年間非常に多いです。スウェーデン人の私としては誇りにも思っていますが、いいところばかりではなく、北欧のマイナス点も勉強して欲しいです。でも、無効(北欧側)もなかなかマイナス点の話をしてくれないようです。(気がづいてない部分も多いと思います)
北欧と同じ失敗をしないでほしいものを取り入れて、日本のやり方でももっと良い社会を作るべきです。
セーフティネットはとても大事です。福祉、教育、医療が国民全員に提供されることが大事です。
私はよく教育、子育て、道徳的なことについていろいろと書いていますが、経済、福祉、教育、道徳を別々に考えるのではなく、すべてがつながっています。まずそれを理解する必要があります。
スウェーデンはセーフティネットがしっかりしていますが、人間力は全く育たないです。働くことに対しての誇りはだんだん少なくなっています。皆が平気でシステムを利用します。たいした病気でないのに、仕事できないと、医者から証明書をもらって、病気手当をもらって生活している人がいっぱいいます。福祉サポートを要らない人が手当などを受けているから、社会が苦しくなって、破たんします。
我慢、忍耐、頑張る、、というボキャボラリはスウェーデン語にはもうないと思います。
日本もセーフティネットばかり考えていると同じことになります。
今の日本の若者も、入社してすぐやめてしまう人が多いです。怒られた、仕事がきついかったなどの理由ですぐやめてしまう。若い人のホームレスが増えているのも同じです、仕事がないからではなく、自分がやりたい仕事はないから、自分は仕事を長続きしないから、などの理由で最終的にはホームレスになる人も増えています。この状況でセーフティネットばかりが確率されると、本当は体が丈夫で、十分働けるのに、単なる働きたくないからという理由で、一生懸命働いている人の税金で食べて行く人が増えます。 それでは困ります。本当に福祉サポートを必要としている人がもっと苦しまなければならなくなるでしょう。
ですから、セーフティネット作り、国の経済を立て直すのと同時に、「人間力」を育たなければなりません。 精神的な強さを持っている人、働くことに対しての誇りと意欲のある人、周りへの思いやりのある人がこれからの社会に出ていかないと、すべてが破たんしてしまいます。北欧にはこの人間力をもった人が少ないです。だから、システムをそのまままねしても何も始まらないです。いつも言っていますが、「人間力」を育つためには外界に目線を向けてはいけません。本当の日本に目を向けて、もう一度人間力を考えるべきです。
私は20年日本にいますが、昔はよく「ガムシャラに働く」という表現を聞きましたが、最近はあまり聞かないです。
もう一度、今の子供たちの教育、そしてその親の教育をやり直さないと、これからの日本は非常に危ないと思います。 いやな仕事をやらないで、国から生活費をもらえるなら、それを選ぶ人がこれからドンドン増えています。自分が国からお金を”だまし取る”ことに対しての罪悪感もなく、自分さえよければという人が増えています。
システム作りに関しては北欧などから学べばいいと思いますが、「人間力」に関しては本来の日本から学ばないと行けません。 |
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2009年12月29日 |
年末年始の派遣村 |
ホームレスのために、年末年始だけの派遣村が今年も設置されましたが、はたして意味があるのでしょうか?
自立支援の一環として、という話もありますが、年末年始だけ、寝泊まりの場所を提供するのが、自立にどうつながるのでしょうか?全く無意味だと思います。本人たちは温かいところで年を越すことができるという本人たちにとってメリットがありますが、、、彼らが就職し、自立できるということにはつながらないと思います。
年末年始ではなく、本当に働きたい、自立したいホームレスのため、仕事の就職活動ができる時期にこのような企画をした方がいいのでは、と思いますが。テレビの取材などを見ると、本当に困っていて、働きたい人もいますが、「正社員じゃないと考えられない」「今は仕事したくない」など、さまざまな人もいます。正直に言うと、なんでこの人はホームレスなの??と思う人もいます。リストラされたとしても、アルバイトをして、安いアパートに住めばなんとかなるのでは、と思う人も多いです。
もちろん、本当に困っている人もいます、悪循環にはまっていて、住所がないから仕事ももらえない、仕事がないからお金を貯められない、アパートも借りられない、保証人もいないなど、、本当は仕事したい、ふつうの生活をしたいという人の援助をやってほしい、彼らがきちんと仕事がつくまで面倒を見てほしいです。しかし、仕事を探せない年末年始という時期に予算を使って、派遣村のようなことをやっていても、やはり何の解決にもならないと思います。
とにかく「ちゃんとやっているよ!」という子供みたいな政策ではなく、結果につながるようなものをやってほしいですね。
ホームレスでない人でも、必死にいくつかの仕事を掛け持ちして、なんとか家族を養っている人がいっぱいいます。そういう人にとっても正月どころではないでしょう。絶対ホームレスにはなりたくない、国に面倒を見てもらいたくない、というプライドをもっとギリギリで頑張っている人もいます。
派遣村は必要な人にとってためになればいいけど、昨年みたいにマスコミが過剰報道をして、すべてのホームレスの方がかわいそうなイメージを作りすぎないで欲しいですね。
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2009年12月28日 |
節約、、自分とは関係ない所ならいい |
朝のニュースはまた予算のことや日本の経済危機などのことを取り上げられました。税収が少なく、借金が多いです、日本は本当に大変な状況になっています。
ニュースを見ているみなさんもきっと”大変だ!”と思いながら見ているでしょう。しかし、残念ながら、そうは思っていても、節約は自分のところ以外のところでやってくれ!と思っている人はほとんどみたいです。
この間の始業仕訳の時もそう思いました。自分が関係しているところになると、急に声を出して反対する人・団地が多くて、とても残念です。特に印象に残っているのがスポーツ団体のみなさんです。
オリンピックはアマチュアスポーツのはずですが、日本のスポーツ団体がお金をいっぱいもらわないと練習もできない、強くもなれないようです。確かに、スポーツは国にとって大事ですし、いい宣伝にもなりますし、子供に夢を与えるものでもありますが、これだけ大変なことになっている時はスポーツマンこそ「助成金などが減らせれても、私たちが頑張って、オリンピックに向けて練習します!大変でも結果を出せて見せます!」と前向きな発言があったら、「さすがに、スポーツをやっている人は違う!」ということになりますが。結局、すべての条件がそろわないと練習できない、結果を出せないということです。情けないね。
スポーツは大事かもしれませんが、今、国が大変な状況になっている時ですから、減らされて当然だと思います。減らされても、自分たちが苦しいなか頑張って、子供たちに夢を与えていけばいいのでは、と思いますが。な
やはり、今の世の中の精神がスポーツ界にも反映されていますのね。すべてが与えられた上でないと頑張れない人が多いです。
最近、道場生にも多いです。親が稽古の送り迎えし、飲み物の準備して、道着などの持ち物を準備して、本人はただ稽古に行くだけ、、という子が非常に多いです。小さい子はもちろん送り迎えしてもらっても仕方がないですが、小学校高学年なのに、まだ送り迎え!!なんで??といつも思います。
自分が習っている空手ですから、一人で行って、一人で帰るのが当たり前だと思います。持ち物の準備、スケジュール管理なども自分でやって当たり前です。なのに、いつまでたっても、親が全部やってしまう、、それじゃぁ、、本当の強さを求めるのが不可能です。なんで本人にやらせないの??と親に聞きたいですね。いつも言っていますが、やらせない方が無責任です。やらせないと何もできない人間になってしまいます。全部やってあげることはやさしさではありません。
先のスポーツ選手も一緒です。最高の状況の中でないと強くなれないということみたいですが、、本当に情けない、また自分のことしか考えていないということです。この国がどれだけ大変だとわかっていないですね、それとも自分には直接関係ないから、気にしていません。
そういう人たちが国民的なスポーツヒーローになっているのも残念です。
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2009年12月24日 |
GOD JUL!! |
今日はクリスマスイブですね。
日本人はこの日のみクリスマスを祝っています、しかも、簡単にケーキやチキンを食べるだけ、スウェーデン人の私から見たらさびしいです。なので、クリスマスだけはできるだけ本格的なスウェーデンのクリスマス料理などを作って、雰囲気を作ります。今年は今日の24日が忙しくて、明日の25日に我家にクリスマスがやってきます!子供たちも明日の夕方までプレゼントを我慢して貰います。
仕事もありますから、今日はうまく仕事をしながら明日の料理の準備をします。(オーブンで何かを焼いている間はパソコンで仕事を済ますなどの工夫です、、、)
スウェーデンのクリスマス料理のメインは丸焼きのハムです、あとはミートボール、スペアリブ、ヤンソンの誘惑(アンチョビとジャガイモのグラタンのようなもの)、サーモンのマリネ、スモークサーモン、パン(3種類の手作り)、チーズ、ニッシンのマリネ、などなど、、、もちろん全部は一日で食べきれませんから、だいたい24,25,26、日はずっと同じ料理です(25日、26日は祭日ですし、1月1日まで休みの人が多いです、仕事は2日からスタートします)
ケーキは食べる習慣はありません、チキンも食べません。
クリスマスケーキは作らないのですが、一番下の娘の誕生日は12月16日なので、その時は作りました。スウェーデンの誕生日では、朝ケーキを準備して、誕生日の人以外の家族は早く起きて、寝ている人(今回は娘)の部屋にケーキとプレゼントを持って、歌いあます!
 
クリスマスは人への感謝の気持ちなどを考えさせられる時期ですが、本来はクリスマスだけではなく、どんな時でも周りへの感謝の気持ちを忘れては行けないですよね、、また、自分一人の力で生きているわけではなく、常にいろいろな人の手助けをもらいながら生きている、という事もわすれては行けません。人間はどうしても成功した時は自分の力で、失敗した時は人のせいで、などを考えがっちです。また、辛い時は自分だけが世界一不幸だというマイナス思考の悪循環にはまる人も少なくありません。人生はいい時もあれば、悪い時も必ずあります。しかし、辛い出来事があれば、それが自分の成長の為に起きている、と思うように出来れば、その辛い事も、マイナスではなく、結果としてはプラスという事ですよね。そうすると、辛い事も前向きに取り組んで少しでも楽に乗り越えられると思います。また、自分だけではなく、人は皆それぞれ人生を楽しんだり、悲しんだり、苦労したりしています。人生のすべての出来ごとの受け止め方によって、自分のこれからに人生の道が変わって行くと私が思っています。ですから、変えられる状況であれば、すぐ変えるべきですが、自分の力では変えられないものなら、それを前向きに受け止めて乗り越えて行く、と人生を楽しんで生きて行けます!
皆さん、楽しいクリスマスを過ごして下さい!
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2009年12月22日 |
マニフェスト詐欺?? |
政権交代がやっとう出来たのに、もうバッシングが始まっています。今朝のニュースでは自民党が民主党に対して「マニフェスト詐欺」と言っています、、、
政治家同士はすぐバッシングをするのがいつもの事ですから、慣れていますが、バッシングではなくて、自分たちの理念をもっと訴えて欲しいです。でも、自民党からはそういう話は全く聞こえてきません。自民党が自分たちの考えではなくて、常に今の政府の穴ばかりを見つけよとしているの見ていると、政権交代して良かった!と思います。
政治家はバッシングをやっていても、国民はもう少し長い目で見て、判断して欲しいですね。何十年変わらなかった政権が新しくなって、4か月で何かが変わるわけではないし、1年目で全てのマニフェスト内容を果たす事も不可能でしょう。4年間立ってから、どこまで変わって来たのかを見たいですね。
しかし、政権交代はしたのですが、日本の政治に古い歴史があります、自民党の大勢にも長い歴史があります、それはそんな簡単に変わらない、党の名前を変えても、、古い体制は古いまま、古い考え方の政治家は古い考えなまま、
民主党には大きいなマイナスがあります:小沢氏、、、、彼を今後も表に出すと支持率がどんどんさがるでしょうね。大昔の政治家タイプで、今の社会には向かないです。女性の支持率が低いと言われていますが、それはそうでしょう!自分が一番偉く、周りを見下しているようなしゃべり方ですし、民主主義とは言いながらでも、とても強引なやりがたで自分の意見を通そうとしています。今さら彼の性格が変わらないでしょうが、表から下がった方がいいと思います。民主党には女性の指示が必要です。これからは社会を作り直すのであれば、女性の力がないと無理です。これからの社会は男性社会ではなく、「人間社会」になって行かなければなりません。つまり、人間同士が共生する社会、何回も繰り返しで言っていますが、少子化問題が一番大きいな問題です。子供手当だけではこの問題が解決できません。「女性も男性も、仕事と家庭の両立が可能な社会」を作らなければなりません。それは昔の政治家には無理です。ですから、そういう社会を作り出す為には女性の力が必要です。
子供手当ですが、難しい問題ですね。所得制限があった方がいいのかそうでないのか。私自身も迷ってしまいます。確かに、手当なしで十分やって行ける家庭がもらうのもどうかと思います。ただし、社会は国民の「働く意欲」を育たなければならないと思います。例えば、生活保護をうけている人の中では、本当は仕事ができるのに、いっぱい働くと生活保護のお金がなくなるから、働かないという人がいっぱいいます。私の知り合いにもいます。外国人で母子家庭の方ですが、彼女は病気でも何もないし、日本語もそれなりに出来るし、仕事を見つけられるはずですが、「いっぱい働くと生活保護のお金がもらえなくなるから働かない」と彼女が言っています。
配偶者控除もそうです。本当はもっと働けるのに、一定の金額以上の収入が入ると控除を受けられなくなってしまうから、ずっと少ない収入でパートの仕事をしている女性が多いです。
このように健康な人がきちんと働けば、国の出費も減るわけです。
子供手当の場合は確かに所得制限をつけないと莫大な出費が発生します。しかし、所得制限を導入すると、パートだけの仕事にする女性も少なくないと思います。(金額設定にもよるでしょうが)。
パートが悪いとは言わないですが、女性はもっと積極的に社会参加をして行かなければならないです。そしてパート仕事は企業側からは安くて便利ですが、働く側の立場が弱いです。正社員だと子育てとの両立は不可能、という場合もあります。それも問題ですが、それは正社員でも子供が小さい時、働く時間を減らせる事ができるようなシステムを作ればいいと思います。
スウェーデンの子供手当は1937年からスタートをしました。その時は所得制限がありました。1948年からは変更され、職制限がなくなりました。その時所得制限を無くした理由は”貧乏”の人の為の手当てになっていた、まだ当時は国民は働く事に関して誇りに思っていたし、自分の力で生活をしたいという気持ちが強かったです。貧乏手当というイメージを無くするため、所得制限がなくなりました。(今の社会は逆になっています、国からお金をもらえるなら、嘘でも仮病でも使って、システムを利用する人が増えています)。しかし、スウェーデンでも所得制限を導入した方がいいという議論がいまだに続いています。また、手当自体がよくないという意見も多いです。手当ではなく、税金の控除システムを導入した方がいい。
法律や制度を変える事ができるから(大変ではあるが)まずやってみないとわからない。今まで「家族」の事を何も考えてこなかった自民党より、やろうとしている民主党はまだいいと思います。 |
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2009年12月21日 |
大人と子供が逆転している社会 |
また1週間がたちました、、、やはりクリスマス前は仕事とクリスマスの準備で忙しいね、、でも準備は大変でも楽しいです!プレゼントを考えたり、料理の準備をしたり、明日からはパン作りをします!大掃除もクリスマス前にやりたいのですが、、、、
でも、忙しくてもいろいろと考える時間があります。そして、最近はどうしても今の子育てや教育が気になって仕方がないです。ここ10年ぐらいで親ががらっと変わりました。
過保護というのでしょうか?私に言わせれば、無責任の親が多いです。子供に対しても、社会に対しても無責任です。子供を囲って囲っているだけです。それは子育てとは言えませんね。
以前にも日本はスウェーデンと同じ方向に進んでいます、という話をさせて頂きましたが、先週のスウェーデンの新聞の話題を二つ紹介したいと思います。
一つ目は、小学生の息子がずっといじめられていた話です。よくある話ですが最初は息子が何も言わなかったから親がいじめられている事に気がつかなくて、しかし少しずつ息子がいじめられている事に気が付いて来ました。親が学校とも話をしたし、学校がいじめている子供たちとも話をしたけど、何も変わらなかった。いじめがあまりにもエスカレートをしすぎたため、父親が頭に来て、いじめている子の家に乗り込んで、その子を脅かしました。脅かしたとはいえ「2度とうちの息子に手を出しすんじゃない、出したら大変な事になるぞ」みたいな事だったらしいです。その父親がその子の両親(いじめた側の親)訴えられています、、、、、裁判中です。
二つ目の話は、ある70歳のおじいさんは地域の若者にいつもいつも脅かされたりして、外に出る事を避けた他の年寄りもいたほどの事でした。ある日その70歳のおじいさんが散歩に行く時、また同じ少年(13歳)がおじいさんに「バカ野郎」のような言葉を言いました。おじいさんはもうたくさんだ、と思い、少年にビンタをしました。そうしたら、そのおじいさんは少年の親に訴えられています。今は裁判中です。
ええ!!と思う方が多いでしょうが、日本でも最近モンスターペアレントの話をよく聞きますし、今の日本もスウェーデンと全く方向に進んでいます。
親に怒られている子供も少なくなっていると思います。日本でも「話し合う」事がはやっています。子供と話し合うべきと逆に思い切り怒るべき、両方の場合があります。怒られる事が悪い事ではなくて、成長するために必要な事です。でも、今の子供は自分の権利をよくわかっていますから、大人の立場がとても弱くなっています。
大人と子供の上下関係がなくなっていますし、スウェーデンの場合は子供に手をあげるなんて!という人がとても多くて、何があっても「暴力反対!」という人ばかりです。話し合うべきなどの理想論を言っています。日本もそういう人が増えていますね。もちろん、子供への虐待は絶対行けませんが、上の二つのケースをどう考えても、大人ではなくて、間違っていたのが少年たちだと誰も思うでしょう。しかし、彼らの親はそう思っていないわけです。
日本人は早く気が付くといいのですが。そして、今の方向性を変えて、社会がもっと責任を持って子育て、教育をして欲しいです。本当のやさしさはなにか、本当の愛情は何か、それをもう一度か考えるべきです。私自身はその答えは武道にあると思っています、日本がその答えを見つけたら、それを世界に広めて行く事は理想です(表面的な格闘技ではなく、伝統的な武道の精神の事です)が、、
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2009年12月13日 |
クリスマス人形とお菓子作り |

12月4日と12月11日は立川市、高松学習館で講演をを行いました。4日は、私が2時間スウェーデンの四季についてお話しました。日本人は日本しか四季がないと思っているようですが、違います!スウェーデンもしっかりと春、夏、秋、冬があります。日本よりハッキリしています。スウェーデンの季節の変化と文化行事などについての話をしていましたが、皆さんがとても真剣に話を聞いて頂いたたのでうれしいです!楽しかったです。
11日の金曜日は続きで、クリスマスの人形を作りました。私は性格的に細かい手作業が得いではない(正直に言うと細かい作業は嫌いです、、笑)ですので、ノルウェー滞在の経験者である林部さんを講師として来て頂きました【林部さんは様々な人形作りのプロですので、今回は簡単なものでしたが、もっともっと本格的な人形も作っています、興味のある方は是非林部さんを講師として講座を開いて下さい!!!)。この人形は私も子供の時作った事がありますが、また、今回は改め作りました。家に帰ったら、娘たちに「ママが作ったよ!」と言ったらすごく驚きました!「ええ!!!!ママがこんなの作れるの????」、、ちょっと驚きすぎと思いますが、、、今はクリスマススリーに人形を飾っています。(上の写真)
このようにスウェーデンについてお話する機会を時々与えてもらっていますが、日本人がスウェーデンに興味を持ってくれて事に本当にうれしいです。私は20年も日本に住んでいますが、以前も書いたように、スウェーデン人である事に誇りに思っていますがから、スウェーデンの事を知りたい、話を聞きたいのがとてもうれしい事です。
今日はクリスマスのお菓子を作りました。以前も書きましたが、スウェーデンでは12月に入ったらクリスマスの準備が始まります。私もそれなりに”本格的”にやっています、、
しかし、すべてスウェーデン見たいにやるのがなかなか大変ですので、スウェーデンにいる母からは、クッキーを送ってもらいました!毎年クリスマスプレゼントやクッキーなどを送ってくれるの子供たちが楽しまみしています。
今日は3種類のチョコを作りました。おいしい!と娘たちも言ってくれたので、よかった!!ジンジャークッキーも作ろうと思ったのですが、今日は時間がなくて、来週作ります。
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2009年12月10日 |
ノーベル賞にクォータ制?? |
12月10日です。今日はスウェーデンのストックホルムでノーベル賞の授賞式と晩さん会が行われます。
今年は12人の受賞者の内、女性は5人も入っていて、男女平等の国スウェーデンでは大きいな話題となっています。やっと、科学の世界も平等になって来た!という喜びの意見が多いです。
スウェーデンの社会は様々なところでクォータ制度を利用し、企業でも、政治の世界でも男性と女性の比率を平等にしているための努力がされています。今回のノーベル賞についてもその議論が出ています。今後ノーベル賞に関してもクォータ制を導入すべきという女性の意見が多いですが、やはり反対意見も沢山あります。
ノーベル賞は、実力で受け取った賞ですので、それが実力ではなく、クォータ制によって、受賞者が決まると価値が下がるという意見が多数あります。(私自身もクォータ制に関してあまり積極的ではないのですが)
新聞を読んで面白いです。スウェーデンでは相変わらず男女のバトルが激しい!平等の考え方が行き過ぎて、平等ではなく、ただの闘いになっている場合が多いです。皆疲れないのかな?と思う事もあります。もっと自然体で生きて行けば楽なのに、とも思います。
ただし、このような激しいバトルがあるからこそ社会の変化があります。確かに男女平等の考え方が行き過ぎている場合がありますが、長年の闘いがあったから、今は社会制度がきちんと出来て、家庭と仕事の両立や子育てをしながらでもキャリアアップが出来ます。戦ってきた女性がいっぱいいますから、育児休暇、手当などが充実していて、女性だけではなく、男性も育児休暇を積極的に取るようになりました。
皆さんは「母親指数」ということば知っていますか?母親になるのに一番いい国を表すのが母親指数ランキングです。セーブ・ザ・チルドレンは毎年、データ発表をしています。
スウェーデンは数年間1位です。日本は今年の発表で34位でした。去年は31位でした。ランクが下がっています。もちろんデータはあくまでもデータですし、数字で全てを表す事はできません。スウェーデン人は数字的に上でも、他の国よる幸せかというと、そうでもない場合もあります。
しかし、日本は34位という低いランクになっているのが残念。いくつかの科目がありますが、日本のランクを下げている科目は多分下記の三つだと思います。
- 男女間の給与所得の比率
- 産休・育休制度
- 女性の国政レベルでの参加率
日本はこれらの科目を真剣に取り組んで行かないと、将来は暗いと思います。これはランキングの問題ではなくて、出生率を上げないと、国を背負ってくれる人がいなくなります、年寄りが年金をもらえなくなります、国が破たんします。これからの科目が多いに出生率と関係していますから、政治家だけではなく、日本女性の皆さんももっと真剣にこの問題について考えて欲しいと思います。 |
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2009年12月3日 |
外国人へ参政権 |
今朝の読売新聞に次の記事がありました:
永住外国人の選挙権、真・保守政策研が反対決議
自民党や無所属議員らで作る「真・保守政策研究会」(会長・安倍晋三元首相)は2日、都内で総会を開き、永住外国人への地方選挙権付与に反対する決議を採択した。
決議では、地方選挙権付与について、「憲法違反の可能性が極めて大きい」と指摘。会として、地方議員らにも反対の動きを広げる方針を確認した。
同会の衛藤晟一幹事長は同日、大島幹事長に党として、反対するよう申し入れた。
(2009年12月2日19時57分 読売新聞)
やっぱり自民党は当分だめだなぁ、、と思います。とにかく変化を恐れている党です。守りばかりです。スウェーデンの場合は国政参政権に関してはスウェーデンの国籍でない人は参政権得られませんが、2001年から2重国籍が認められていますから、自分の国籍を”捨てる”必要ないわけです。また、スウェーデンの国籍を取得していない外国人に関しては3年以上スウェーデンに住んでいれば、地方参政権が得られます。しかし、日本は2重国籍を認めていません(子供は認められていますが、20歳になったら、どっちかを選らばねければなりません)。「自分の国で投票すれば、、」と反対の人が言いますが、もちろん私はスウェーデンの選挙で郵送で投票ができますが、今住んでいる日本がやはり身近に感じますし、日本の社会作りに関わりたいと思っています。「じゃぁ、帰化すれば」とよく言われますが、
私自身は選挙権が欲しいです、しかし、帰化するつもりはありません。やはり、スウェーデン人である事に誇りもあります。また、日本では帰化するにもとても大変見たいです。
前日、多文化円卓会議である中国人とお話しました。彼女は中国国籍にこだわらないし、本当は帰化したいと思っています。しかし、帰化していても、自分はずっと「外国人」「中国人」として見られ、日本人から日本人扱いはされません。だから帰化しないと言っていました。確かにそうでしょうね。
スウェーデンの場合は移民がとても多いです。いろいろな国の人がいます。もちろん、見た目や名前で、もともとスウェーデン人ではないとわかるし、彼らは自分の文化を大切しながら、スウェーデン人として暮らしています。でも、周りは基本的に彼らをスウェーデン人として考えています。
しかし、それにしても自民党の「真・保守政策研究会」は何なのでしょうか?
この会は2007年設立され、次の目的だそうです:
- 伝統・文化を守る
- 疲弊した戦後システムを見直す
- 国益を守り、国際社会で尊敬される国にする
たしかに伝統、文化を守るべきだと思います、私もよく、「日本の心を取り戻して欲しい」と言っていますが、、国際社会で尊敬される国になりたいようですが、、それはまだ難しいでしょう。以前も書いたように、本当の日本の伝統をまず守って行くべきです。それは日本の精神です。武道をやっている者としてはやはり武道の精神です。いつも言っていますが、西洋の考え方を取り入りすぎているから、学校崩壊、精神的な弱さなどが出ていますが、、しかし、そういう肝心なものを守らないで、表面的なものばかりを守っても前に進まないと思います。外国人が増えている事は事実です、それによって、日本の社会も変わってきます、ですから、成長させなければならない部分と逆に守らなければならない部分があるのに、それが明確になっていません。
まぁ、今は政権交替しましたが、それもいつまた自民党に戻るかわかりませんから、やはりいろいろな意味で不安ですね。
民主党は永住外国人の地方参政権に賛成ですし、マニフェストにも入っていますので、近い将来私も選挙に行けるかも知れません!、、でも民主党の中でも反対の人もいますからね、
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2009年12月2日 |
人のせい |
12月に入っても、太陽がいっぱい出て、天気がぽかぽかで、最高ですね!忙しい毎日でも、なるべく感謝する事を忘れなく、楽しい事を見つけて行く習慣を身につけると生きる事は本当に楽しいです。もちろん、人生は楽しい事ばかりではなく、辛い事も確かに多いでしょう。ただし、その辛い事の受け止め方によって、充実感を感じて前向きになれるか、ただ辛くて、大変だと思うのか、結局全ては自分次第です。
以前書いた事とだぶる部分があると思いますが、自分の不幸を人のせいにする人が本当に多いので、どうしてもこのテーマについて書きたくなります。
人のせいにしたら、何も進まないです。人生は全て自分次第です、自分の力で人生を切り開いて行く、自分の考え方次第で人生の全ての出来ごとを受け入れて充実した人生をになるのか、、周りばかりと比べて、僻んだり、やきもちを焼いたりして、不幸な人生になるのか、全ては自分次第です。
「子供の時貧乏だったから、いい教育を受けられなくて、いい仕事につかなかった」「一人親だったから、、、」「男だったら好きな仕事出来たのに、、、」「学校でいじめられたからちゃんと勉強できなかった、、」などなど、、、確かに自分の生活状況によって、周りと比べたら苦しい時もあるかも知れませんが、自分の力でその状況を変える事が出来ます。また、自分の課題として与えられるものもありますから、そういう課題をクリアしない限り、次には進まないです。ですから、大きいな試練の時でも、その状況を受け入れて、前向きに取り組めば早くその状況から脱出して、次に進む事が出来るのに、それを受け入れる事が出来ず、「なんで自分だけ、、」という気持ちにはまってしまい、いつまで立っても抜け出せなくなって来る。
ですから、小さい事でも人のせいにはして行けない。子供の教育をする時でもそれを教えて行かなければなりません。道場生は時々サポーターを忘れて「カバンに入ってなかった」という言い方をします、、サポーターは自分からカバンに入るわけありません。子供は「お母さんが入れなかった」という意味でもちろん言っています。しかし、そういう言い訳をする子供たちは思い切り怒られます(笑)。お母さんが空手をやっているわけではなく、自分が空手を習っているわけですから、持ち物は自分で確認して持って行くべきです。子供たちにはそういう風に教えますので、2度とそういう言い方をしません(笑)。しかし、多くの親は「私がカバンに入れなかったので、、本人が悪いではない」など、常に子供をかばっています、、こういう場合はせっかく子供が人のせいにする事をやめたのに、子供を守るというつもりで、親が子供の成長を邪魔してしまいます。子供が自分で責任を取ろうとしていますのに、その責任を取らせない。そういう子供が本当にかわいそうです。親がそれをわかっていないと、そういう子供が自分の失敗などを常に人のせいにする事になるでしょう。
この間天気の事を書きましたが、どんな天気でもいい天気だと思えば、雨でも雪でも、暑くても、寒くても天気を楽しむ事が出来ます。人生も同じです、人生の全ての出来ごとが自分にとってプラスになる事ばかりだと思えば、辛い事も、楽しい事も「これは人生だ」と受け入れて、充実した毎日を過ごす事が出来ると思います。
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2009年12月1日 |
アドベント |
クリスマスまで24日です!日本人にとってはクリスマスはただ商業的なイベントですが、スウェーデン人にとっては一年間の中で一番大切なイベントです。クリスマスがアドベントで始まります。アドベントはもともとイエス・キリストの誕生を待っていた時期ですが、今ではクリスマスまでのカウントダウンの時期です。アドベントはクリスマスの4週間前から始まります。今年は11月29日(日)が第一アドベントでした。スウェーデンではアドベントからろうそく楯出します。四つのろうそくがあります。毎週の日曜日1本ずつのろうそくに火をつけます、クリスマス直前の日曜日は第4アドベントになります。後は窓に星のライトを飾ります。
クリスマススリーなどの他のクリスマス飾りはクリスマスイブの前に日から飾ります。子供たちにとってはクリスマスへのカウントダウンの時期がとても楽しいです。12月1日からはアドベントカレンダーを貰います。うちも今日から娘たちに渡しました。アドベントカレンダーは大きいな絵に24個の「窓」があって、子供は毎日その窓を開けて、中には何かが書いてあったり、チョコレートが入ったりし(カレンダーによって違います)うちはサンタの形をした布で出来たカレンダーを壁にかけています、24個のポケットが入っていて、その中にチョコレートが入っています。今朝から、娘たちが学校に行く前に1個目のチョコレートを食べました。アドベントの楽しみはこれだけではなく、お菓子作りももう一つのお楽しみです。手作りのクッキーやチョコレート、キャラメルなどいっぱい作ります。そして12月13日にはルチア蔡もあります。スウェーデンの全ての学校、職場などではルチア蔡を祝っています。スウェーデンの子供にとっては12月がわくわくした1カ月です。また、親子で一緒にクリスマスの準備をして行きますから、親子がコミュニケーションを取る1カ月でもあります。日本にいるとスウェーデンと少し違うクリスマスにはなりますが、なるべく子供たちにクリスマスの楽しみ、わくわくした気持ちを体験させたいと思っています。
やはり子供にとってはこのような伝統を守る事が大事だと思います。日本と同じようにスウェーデンでも最近の若い人はだんだんめんどくさくなって来て、クリスマス料理なども昔みたいに作ったりはしなくなってきました。でも、私自身は振り返ってみるとクリスマスは素晴らしい思いでです。家族の温かさ、お菓子作り、料理などすべてが心に残っています。日本の正月も同じだと思います。皆が最近おせち料理を作らなくなっているみたいですが、子供たちのため、なるべく昔の伝統を守って行くべきだと思います。私はそんなに豪華ではないのですが、ある程度のおせち料理は頑張って作っています、、
  
アドベントのロウソク 窓の一般的な飾り ルチア蔡
 
手作りキャラメル ジンジャークッキー作り
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2009年11月26日 |
共生 |
昨日は立川市、第2期多文化円卓会議の最終回でした。私は第1期にも参加をさせて頂いて、その前の多文化円卓会議推進委員会にも参加させて頂きました。(立川市のHPには詳しい説明(議事録なども)(【 多文化共生円卓会議とは 】外国人市民の声を施策に生かす仕組みづくりの一環として、平成19年度に設置しました。第2期は来年度から新しく作られる立川市多文化共生推進プラン)に向けて、円卓会議で様々な話し合いをし、提言を市議会に出します。とても良い経験でいい勉強になりました。
最近は国際交流より、多文化共生ということばをよく聞きます。立川市がこのように異文化同士の市民が皆一緒に仲良暮らせる為力を入れてくれているのがとても良い事だと思います。
ただし、共生は多文化だけではなく、いろいろなレベルで「共生」を考えて欲しいと思います。健常者と障害者が共生できる社会作りが必要です。以前も書きましたが、日本の学校では車いすの生徒は入れません。歩けないという障害で、地域の皆と同じ学校に通えないなんて、思いやりのない社会だと思います。
男女共生もあります。それに関してすでに国や市のレベルでさまさまな取り組みをしていますが、まだまだ日本は女性にとって生活しにくい国です。仕事と家庭の両立の難しさ、女性の賃金が低い(介護という大変な仕事の賃金が安すぎて、それは女性の仕事だからです。男性が増えたらきっと賃金もあがるでしょう、、変な話ですが)、育児休暇が充実しない、女性という事で雇ってもらえない、、、、このリストは書き始めたら長くなります。
若い人と高齢者の共生、世代を超えて一緒に生活をして行く、、、お互いを尊重し合える社会になって欲しいですね。
という事で、多文化共生で終わって欲しくありません。皆が「共生」が出来る社会を作る為には思いやりが必要です。日本人はどこの国よりも思いやりのある国民だと思いますが、、、でもその思いやりは最近薄くなっています。私がいつも言っていますが、日本人はもう一度「日本の心」を取り戻して、思いやりのある国、皆が共生できる社会づくりをし行きたいです。
そして、今の政府が事業仕分けをしっかり頑張って無駄を減らして、そして予算を考え直して欲しい。すべての小、中学校をバリアーフリーにして、子供たちは国籍関係なく障害があってもなくても、皆が同じ学校で勉強して行くことは「共生社会」に向けての大切な第一歩です。 |
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2009年11月25日 |
目を覚まして |
先日、スウェーデンの友達と会う機会がありました。彼は家族と一緒に数年間日本に住んでいましたが、昨年スウェーデンに戻りました。今は仕事関係で年に数回日本に来ています。
彼は日本で仕事をする事が大好きです。ですから、仕事で日本に来ることが毎回楽しみだそうです。なぜなら、「日本では皆がきちっと仕事をしている」「まじめだし、中途半端ではなく、最後まできっちりやってくれます」その感覚が大好きだそうです。逆にスウェーデンにいると、皆が日本人ほどまじめに仕事に取り組まない事に関してストレスを感じるだそうです。彼が自分の会社を経営し、それ以外にも様々なプロジェクトを立ち上げているので、常に人の上に立って仕事をしている人です。日本人は言われた事をしっかりやってくれるから、プロジェクトがスムーズに運ばれる見たいです。
なるほど、と思いました。日本はまだ大丈夫かな、と思いました。しかし、そう思いながら様々な危機を感じています。確かに日本人はまじめで、言われた事をしっかりやってくれていますが、最近は海外にあこがれて日本も変わって来ました。
教育現場を例にすると、やはり先生の立場が弱くなって、生徒の立場が強くなりました。そのため、生徒が自分の権利ばかりを主張しています。日本の社会は今まで楯社会でしたら、会社でも、上司に言われた事をしっかりやっている部分もありますが、最近楯社会はよくない、という考え方が増えていますから、彼が言った「日本が働きやすい、皆がまじめでしっかりとやってくれる」という環境もあと数年で終わるのではないでしょうか?しかし、日本人はその危機感が全くないようです。
幼稚園では主役を作らない、親は子供に怒らない、先生も怒らない、教育は褒めて伸ばすだけ、、、子供を導く人はいません。
日本では楯社会だけではなく、お互いを尊重し合ってきた民族だと思います。自分のことだけではなく、他人に対しての思いやりがあるからこそ日本の社会が成り立ってきたと思いますが、それも消えています。確かに自己主張も大切ですが、それは思いやりがあってからの話です。
今の日本は自分たちの素晴らしい文化をどんどん消して、海外のまねをしようとしています。とても残念です。なぜ、もっと自分の文化や伝統をもっと誇りに思って、それを海外に伝えて行かないのかな?なぜ、日本人は「外国人コンプレックス」がそんなにあるのでしょうか?
日本の社会はまだ、他の国より治安が高いし、思いやりがある社会、まだまだ日本の教育がレベルが高い、若者がまだまだ海外と比べて荒れていません、、まだまだですが、最近、治安も悪くなっていますし、荒れて学校や若者も増えていますし、家族間の様々な事件が増えているし、、なぜでしょうか?その答えは簡単です。
自分の文化を捨てて、西洋の文化や考えを取り入れているからです。
スウェーデンも60年前は違っていました。私の母親の世代が違っていました。その時は学校も家庭も厳しかった、学校の先生も親も手を出すこともありました。先生の存在や親の存在絶対でした。皆が生活をする為必死で働いていました。働く事は誇りでした。学校行ける喜びがありました。しかし、1970年代から変わり始めました。今の日本と一緒、上下関係を無くして、皆は対等、子供には一切手をあげては行けないという法律ができました。親は怒るのではなく、”話合う”ことが美学になりました。そして、今のスウェーデンでは、荒れて学校がとても多くて、社会問題となっています。私の友達でも感じているように、仕事にはまじめに取り組んでいません、スウェーデンで買い物をする時、店員さんが携帯でしゃべりながら、レジに立っている事も珍しくないです。
日本は少し遅れているだけで、スウェーデンと全く同じ道を歩み始めています。でも、皆がそれに気がつかないようです。今の流れを止めて、日本の伝統を守って行けば、日本は世界の見本になれるのに、、と思います。日本人には目を覚まして欲しいです。
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2009年11月20日 |
ボーとする時間 |
1週間ぶりの更新です。あっという間の1週間でした。
昨日はIKEAに買い物行ってきました。クリスマス用の食材など、、車で1時間少しがかかりますが、良い音楽を聞きながら運転して行くと、とても良い時間を過ごすことが出来ます。皆さんもそうだと思いますが、毎日の生活は忙しくて、考える時間さえあまりないです。家や職場にいると、やる事が多いから、何もしないで、ただ座っているだけという事は基本的にないでしょう。でも、車を運転するといろいろな事を考えたり、いろいろなアイデアも生まれてきます。昨日は仕事関係の様々なアイデアなどを思いついたりしましたので、行き帰りの時間はとても有効に使えたと思います。また、考えるだけではなく、ただ静かに音楽を聞きながら運転すると気持ちがとてもリラックスをします。
やはり、人間にはボーとする時間が必要です。でも、その時間がなかなか取れません。私は車の運転だけではなく、ランニングをする時も、同じようにリラックスをして、いろいろな事を考えたりします。もちろん、仕事などで忙しいと毎日はランニングできませんが、時間が取れる時、多摩川沿いに40分程度走ったりします。この40分の間にもいろいろな事が考えて、頭をリフレッシュさせます!
今年はスウェーデンに行っていませんが、スウェーデンの時間のながれは日本よりずっと遅いような気がします。ですから、きっとスウェーデン人の方がボーとする時間や考える時間が多いのではないでしょうか?
日本はとにかくテンポが速い!仕方がない部分もあるでしょうが、皆さんは時々ボーとする時間を作って下さい!そういう時間が「もったいない」ではなくて、そういう時こそ自分を充電させて、良いアイデアがうまれます!
昨日は行き帰りは充実しましたが、やはりIKEAでの買い物は疲れました、、広いし、人も多いです。でも、スウェーデンの懐かしい食材、おいしいチョコレート、そして、これからクリスマスシーズンには欠かせない”グログ”(スパイス入りのホッとワイン)をいっぱい買ってきました。
今日は子供たちが大好きなスウェーデンミートボールを作ります!
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2009年11月13日 |
11月半ば、クリスマスに向けて |
11月の半ばになりました、後もう少しでクリスマス!
我が家では普段和食ですが、年に一度だけスウェーデン料理を思い切って作ります、それはクリスマスです。子供たちも大喜び!(普段はスウェーデン料理があまり好きではなく、ご飯や納豆がいい!パンが嫌い!という感じですが、、)IKEAが出来たお陰で、クリスマス料理の材料なども手に入れやすくなりました。スウェーデンのクリスマス料理はバイキング形式で、いろいろな料理がテーブルに並ばれています。メインは丸焼きのハムです(これはIKEAで購入!)、後はミートボール、スペアリブ、ヤンソンさんの誘惑(ジャガイモとアンチョビのグラタンみたいなもの)、ニッシンのマリネ、サーモンのマリネなどなど、、
また、スウェーデンではクリスマス前に手作りのお菓子をいっぱい作ります。今年は娘たちと一緒に作る約束をしてしまいました、、、チョコレートやキャラメルなどのお菓子を作ります。
とにかく、スウェーデンのクリスマスは子供たちにとってとても楽しいです。12月に入ったら、クリスマスの為の準備が始まりますので、その1カ月はわくわくしています。
しかし、普通の生活をしながらクリスマスの準備はなかなか大変です、、、お菓子作りやパン作りなども時間がかかりますからね、、その為今から少しずつ計画して行かないと、また、12月には一番したの娘の2歳の誕生日もあります、、誕生日は必ず手作りのケーキですので、、
普段仕事で忙しくて、子供と過ごす時間も少ないですので、12月は忙しいけど、子供たちと楽しんで作ったり、食べたりします!
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2009年11月11日 |
無駄遣いと情けない警官 |
日本の無駄遣いを無くすることは果たして出来るのでしょうか?
昨日逮捕された市橋容疑者の件も2年間以上の無駄遣いでしたね。一人の人間が6人もの警官を振り払って逃げられるなんて、信じられないです。でも彼がそれが出来たわけです。(本来は逆です、一人の警官が6人を倒して、捕まえる、という力がないと、、、と思いますが)そして、その6人の警官のせいで、2年間以上の捜査のため、膨大のお金が使われて来ました。日本の警察はしっかりしていると思っていましたが、6人もいるのに、一人の人間を捕まえる事も出来ない警察がいると思うと、一般市民は不安になりますよね。情けないです。また、彼らの失敗によって、私たちの税金が使われています。、私たちの税金がそういう頼りのない警察の育成のため使われていると思うと、、、、
政府が一生懸命無駄遣いを無くしようとしていますが、果たしてすべての無駄使いを把握しているのでしょうか?
公務員のあり方ももう一度考え直さないと行けません。特に警察、消防など市民の安全や市民の命にかかわる機関の見直しが必要です。日本の場合、生活安定の為に公務員になる人が多いのですが、それは大問題だと思います。先の6人の警官はあれからどうなったか知りませんが、あれだけのミスを起こしたら、職場に残っていいのでしょうか?警察として働き続けていいのでしょうか?一生懸命仕事をしている人であれば、当然私たちの税金からお金を出すべきですが、ただ自分が安定した生活をしたい、という人の為、私はお金を出したくないです。
国が無駄遣いを本格的に減らすつもりがあるなら、まず公務員の人数を減らすこと。そして、試験を見直して、きちんと仕事が出来る人間を入れること。ただ椅子に座って時間つぶしをする人は必要ないです、そういう人の為お金を使う必要もありません。また、市民の安全に関わる警察や消防は特に見直すべきです。必要な所ではしっかりお金を使って、必要のない所では使わない、それは基本です。
無駄遣いを無くして行く為には、国民全体の意識改革が必要でしょう。一人一人が責任を感じないと行けないです。民間企業で働いている人でも公務員でも、給料をもらっている以上は責任を感じて仕事をすべき、そして、自分は出来るだけの節約をする、皆にそういう意識がないとおそらく目標の削減には達さないでしょう。日本の民間企業のお金の使い方もスウェーデンと比べてすごいです。スウェーデンのほとんどの企業は海外主張でもエコノミーでクラス、ホテルは安いビジネスホテルなど、接待も日本みたいの多くないし、とにかく日本人はお金の使い方がずれています。
日本の政治家もスウェーデンの政治家よりものすごく贅沢しています、テレビでよく見ますが、政治家の会合や打ち合わせが料亭で行われている、という事ですが、なぜ料亭で行う必要があるのでしょうか?仕事ですから、普通の会議室で話すれば?と、とても不思議に思います。
言い出したら切りがないのですが、とにかく国民にはいろいろな面でもっと責任を感じなければ、政府がいろいろな提案を出しても、何も変わらない気がします。
自分一人の責任を感じないから、なせけない警官がいるわけです。
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2009年11月10日 |
どんな時でも前向きに |
今日まだ素晴らしい太陽の光で起きました!このように天気の良い日が続いていると気持ちも明るくなって、幸せを感じます。明日からは雨になるらしいです、、、確かに温かくて、太陽が出ている時は過ごしやすいし、穏やかな気持ちになりますが、どんな天気でも感謝しないと、、とも思います。スウェーデン語では次のようなことわざがあります:Det
finns inget dåligt väder, bara dåliga kläder [天気が悪いのではなく、着ている洋服が悪い」つまり、天気に合わせた洋服さえ着ていれば、どんな天気でも楽しめる、ということです。
日本では雨が降る時、子供たちを外で遊ばせない事がほとんどです。(最近はどんな天気でも子供たちは外遊ばんくなってしまったのですが、、それはまた別問題、)しかし、スウェーデンの子供は雨でも、風でも、雪が降っていても、気温が-20℃になっても外で遊んでいます。それに合わせた洋服さえ着ていれば、子供たちがとても楽しく遊べます。雨の中で、水たまりにジャンプしたり、走りまわたり、ドロドロになるのが子供にとってとても楽しい遊びです。冬寒い時、洋服いっぱい着て、外遊ぶのも楽しい、またそういう時、遊んだあと、温かい家に戻って、ホッとココアを飲むのも最高です!(私自信の子供の時の思いで)。
子供たちだけではなく、私たち大人も季節が変わっても、その季節の天気を受け入れて、楽しんだ方がいいです。人生は今、この瞬間を楽しまないと意味がないです。夏は「あぁ、暑すぎる、早く涼しくならないのか」秋は「もう夏が終っちゃった、、、日が短い、暗くなって来た来た、、」、冬は「早く温かくならないのか、、」春は「やっと春が来たけど、今年は雨が多い、」など、とにかく文句が多いです。私自身も寒いのが苦手なので、(そう、、スウェーデン育ちなのに、、スウェーデンの家は温かいから、外は寒くても家の中はとても温かくて過ごしやすいです、、)でも、今年も苦手な寒い冬がもうすぐやって来ます。できるだけ、前向きに、これからの季節を楽しみたいと思います!人生の全ての瞬間を楽しんで、感謝しながら前に進んで行けば、とても充実した人生を作れると思います!すべては自分自身の考え方次第です。
今日はこの温かい一日を楽しんで、明日は雨になっても、雨に感謝! |
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2009年11月6日 |
平均寿命100歳??! |
スウェーデンとドイツのある研究発表によると、50年後の平均寿命(先進国)は100歳になる、という内容の新聞記事がありました(スウェーデンの新聞)。この研究発表の詳細などがわかりませんが、寿命が今より伸びる事が果たして喜ばしい事なのでしょうか?
スウェーデンは日本と同じように高齢化社会という問題を抱えています。今でも、高齢者福祉に財源が回らないのに、平均寿命が100歳になったら、どうなるのでしょうか?特に日本の場合は少子化という大きいな問題があります。今の出生率で寿命ばかりが伸びてしまうと国自体が破たんするでしょうね。
私自身は寿命がそこまで伸びないで思っています。やはり人間の食生活や生活習慣で、さまざまな病気なども増えています。ですから、自然には無理でしょう。
しかし、それにしても、日本は少子化対策に関してかなり鈍感です。政治家は言葉だけで行動を起こしていません。結局今までの日本の政治家は皆自分で子育てにほとんど関わった事のないおじさんばかりで、奥さんが専業主婦で全面的に夫のサポートを家事や子育てをやっている人がほとんどでしょう。そういう環境なら、出生率を増やす為、何をすればいいのか、さっぱりわからないでしょうね。
だから、前の政府がわけわからない対策を言いだしたのです。例えば、「3歳からの幼児教育を無料」という事は子供が3歳までお母さんと一緒で、3歳から幼稚園に入るという前提でこの提案が出たのでしょうね。0歳から3歳の保育園は?きっと考えていないでしょう。今まではそういう事ばかりでした。これからの時代は共働きが増えて行きます。一人の給料だけでは生活が出来なくなっています。
今回、やっと子供手当てという話が出て、少し期待できるかも知れませんが、それも実際にどうなるかわかりませんからね、、
また子供手当だけでは出生率が増えません。一番大事なのは、仕事と子育てを両立できる環境整備です。女性だけではなく、男性も仕事と子育て、両方をこなせる社会環境を作って行かないと日本の出生率は増えないでしょう。
その為には、残業の制限、育児休暇(男性も女性も取れる育児休暇、公務員だけはなく、民間勤務の人も1年間取れるように)、育児休暇中の手当て(会社ではなく、国が負担できる制度で、スウェーデンの場合は給料の80%が保証だれています、、)など、のような社会改革が必要です。当然、かなりの財源が必要になりますが、、まだまだ無駄使いがありそうです。
と言う事で、今の日本やスウェーデンで寿命が延びても、あまり喜べないような気がします、、100歳まで生きていたら、定年後の40年間は少ない年金でどうするのでしょう? |
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2009年11月5日 |
子供に刺激を |
赤ちゃんが生まれる時は親がその子の成長をとても楽しみにしています。刺激のあるおもちゃを買ってあげたり、初めて笑った時、初めて言葉を言った時、初めて一歩歩いた時は大喜びでです。親は子供の成長の為、どんどんいろいろな事を自分で少しずつやらせています、一人で食べるようにします、トイレトレーニングをします、簡単なお手伝いをします。そして、一つずつ出来るようになって来ると、一生懸命褒めています。このように何も出来ない赤ちゃんから、少しずつ自分の事が自分出来るようにさせるのが、当たり前の事であって、親の責任と義務であります。誰もそう思うでしょう。
しかし、そう思うなら、なぜそれを子供が成人するまで続かないのでしょうか?最近の子供を見ていますと、自分で何も出来ない子がとても多いです。小学生になったら、親が突然全てやってあげてしまいます、忘れ物をしたら、親が学校に届けに行く、雨が降りだしたら、傘を届けに行きます。子供同士が遊ぶ為の電話でのやり取り、子供同士ではなく、親が話を決めてしまう!子供が遊びに行く時、親が常に付いて行ってしまいます!何も一人でさせない。その結果、無表情な子供、反応の悪い子供、伝えたい事をうまく伝える事が出来ない子供、自分で考える事の出来ない子供になってしまいます。本当に残念です。
生まれて最初の数年間は一生懸命刺激を与えて、成長させたのに、なぜそれを辞めてしまうのでしょうか?不思議で仕方ない。
自分の事は自分でやる、それは基本です。忘れ物をしたら、学校に届くのが本人の為にはなりません。また次の日も忘れてしまいますよ「どうせ、ママはあとで持って来てくれる」と子供が思ってしまいます。届かなければ、先生に怒られて、いやな思いをすれば、次は忘れないでしょう。
人間は刺激を受けなければ成長しません。赤ちゃんは生まれて、ずっと同じ部屋で、人の話も聞かなければ、人と合う事もなければ、話す事も歩く事も覚える事が出来ないでしょう。どんどん刺激を受けているから、話す、歩く、走る事が出来るようになります。
また、年寄りがボケない為には、さまざまな刺激が必要です。テレビなどでもよく専門家がよくそういう話をします。定年後、突然にボケてしまう人がいます。それは刺激のない生活になったからです。
それなのに、一番肝心な成長期である3歳~成人までは最近の親が刺激を与えないようにしてしまっています。本当に悲しいです。今の子供がとてもかわいそうだと思います。先ほど言いました無表情、無反応、受け答え出来ない子供がどんどん増えてしまっています。
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2009年11月2日 |
行き過ぎたジェンダーフリー |
数ヶ月前にスウェーデンの新聞にとてもショッキングな記事を読みました。http://www.svd.se/nyheter/idagsidan/barnunga/artikel_3724605.svd
スウェーデンは男女平等の国としてよく知られていますし、日本や他の国がスウェーデンをモデルとしている事も多いです。確かに社会制度的にはスウェーデンが優れている部分がありますし、日本に取り入れて欲しい制度がいっぱいあります。しかし、人間の考えがどこかずれて来ました。
親は子供に女として、あるいは男として、生まれて来た喜び、誇りを子供に教えるべきだと私が思っています。平等は”すべてが同じ”ではなく、自分らしく生きられる事だと思います。女だから出来ない事は基本的にないと思いますし、男だから出来ない事もないと思います。やりたいと思えば、男性、女性関係なく自分の努力次第、なんでも出来るんだ、という風に子供を育てればいいのです。
しかし、“女を捨ててまで”というような事は必要ないです。自分が持って生まれた性を誇りに思って、人生を生きて行かなければならないと思います。それはある意味で一つの義務でもあると思います。しかし、この新聞記事はスウェーデンのある夫婦を取り上げています。その夫婦は自分の子供の性を周りの人に教えていません。その子が今3歳ですが、本人や親はもちろんわかっていますが、それ以外の人はその子が男の子か女の子なのか、わかっていません。名前は中立の名前で、洋服も男用、女用の両方があります。親の考えはこの子が性の枠にはめないで、自由に自分らしさを育てて欲しいと考えているらしいですが、、私はこのような考えは良く理解できません。
私には3人の娘がいます。その3人には女として誇りに思って生きていて欲しいです。しかし、私もスウェーデン育ちですから、3人ともは自立し、当然自分の仕事を持って、一人で生きていける力をつけて欲しいです。また、家事などは「女の仕事」ではなく、家族皆の仕事だ、という風に教えています。でも、自分の性を否定する必生は全くないですし、否定しては行けません。
もちろん、このスウェーデンの夫婦は特別ですし、スウェーデンでもこの記事がすごい反響を起していますが、日本はこれから「男女平等社会」に向けて動いていますから、その中で、もう一度、平等とは、という事をよく考えた方がいいと思います。それは人間の価値は皆一緒です。貧乏でもお金持ちでも、男性でも女性でも、皆の価値は一緒です。そして、自分らしく生きられる人は、平等に生きているとい事になります。逆に言えば、人に支配されながら、自分らしくない生き方を無理ありさせられている人は平等ではありません。女の女として、男は男として強く生きなければなりません。それを忘れては行けないです。そこは勘違いしてほしくないですね。
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2009年10月30日(金) |
スウェーデンの民謡 |
これからブログを読みながら、スウェーデンの音楽を聞いて頂きたいと思います。曲は定期的に変えて行きます!今日からご紹介したいのが、DanaDragomirというフルートのアーティストです。彼女はもともとルーマニア人ですが、数年前からスウェーデンで活躍しています。今年に出たアルバムではスウェーデンの昔からある民謡をフルートでアレンジしています。とても素敵です!最近ブログを復活したばかりですので、新しい記事はまだありません、音楽を聞いてから古い記事でも読んでみてくさい!
今日は少ないですが、写真を少し入れました、スウェーデンの景色を見ながら、癒しの音楽を聞いて下さい!
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2009年10月29日(木) |
親の責任 |
最近、不審者情報が学校からメールで送られて来るようになっています。ほとんどの地域にはそのようになっていると思います。ほとんどの親は、これがとてもいい事で、安心すると思っているでしょう。私も基本的にそう思っていますが、少し疑問を持ってしまいます。不審者情報がかなり多いため、親が自分の子供を外に出さなくなってしまっています。親が常に付いて行くか、家で遊んでいるか、そういう子供が増えています。私はこれがかなり危険だと思っています。一人で外で歩いた事のない子が、判断力、危険を幸する能力などを全く育たないまま大きくなってしまいます。中学生になったら、当然親が常に付いて行くわけには行けないから、その時はどちらにしても一人で外で歩かなければなりません。でも、それまで訓練を全くしていないと、逆にもっと危険だと思います。
親の役目は子供たちを少しずつ自立させる事です。大人になる為に準備や訓練は生まれた時から始まります。しかし、最近の親はその訓練を怠っています。過保護になって、子供を守っているつもりでしょうが、逆です。子供は訓練も準備も全くなく、大人社会に掘り出されてしまいます。
大人になって、初めて試練を受けて、決断をしなければ、危険を幸しなければならないなど、さまざまな場面と向き合わなければならないのですが、それまで、常にお母さんと手をつないで生活して来た人はどうしたらよいのでしょうか?何もわからないし、出来ないし、、母親が子供を守って来たのではなく、何も出来ない人間を育ってしまいました。
ですから、学校からの不審者情報は情報としていいのですが、それによって、親はパニックにならないで、子供たちを家にとじこまないで、自分のそばに常に置くのではなく、親としての責任をしっかり果たして、子供を自立させなければならない。
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2009年10月28日(水) |
ホームページ更新 |
お久しぶりです!ホームページの更新がずっと止まっていましたが、今は少しずつ更新やリニューアルをして行くつもりです。まず、今日更新した内容を紹介します。もうすぐノーベル賞の時期ですが、残念ながら今年は日本の受賞者はいないようです。ノーベル賞授賞式は12月10日に行われていますが、その時はノーベルバンケットが行われています。以前から、ノーベルバンケットという素敵な本を販売していますが、今回は値下げをしました!素敵な料理、レシピと写真、スウェーデンやノーベル賞についての面白い情報もいっぱい入っています。プレゼントとして最高の本だと思います。必ず喜ばれます!あとは旅行のページを少し更新しました。スウェーデンの北部にあるイェムトランド県を日本人の皆さんに是非体験してもらいたいです。ものすごい自然体験が出来ます!白夜やオーロラはもちろんですが、スパリゾートホテルや他の素敵なホテルがいっぱいあります。スキー、ハイキング、ハンティング、釣り、スノーもビール、犬そり、など他の所ではなかなか出来ない体験が出来ます!少し遠いですが、一度行ってみたら、後悔はしないでしょう。冬は飛行機のチケットも比較的に安いですから、自然豊かのスウェーデンに良好してみたら?それからアートのページはHappySistersという会社を紹介しています。二人の女性が運営している会社ですが、町のあらゆる所で彼女たちの作品が見る事が出来ます。落書きで来たなくなっている団地が彼女たちの作品で変わります。彼女たちはただ団地を飾るだけではなく、必ず団地に住んでいる皆さんを集めて話をします。どういう気持ちでこの作品を作ったのか、どういうビジョンを持って仕事をしているなかなど、そういう話をしてからは2度と落書きをされる事がないそうです!素敵の女性ですよ。そのうち日本でも二人の作品が見られるといいなぁ、と思います。
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2009年1月6日(火) |
2009年 |
HappyNewYear!
今年で私が日本に来て20年にもなります!すごい!とやはり自分でも思ってしまいます。日本に来た時はそんなに長くいるつもりが全くなかったからです。でもそこで人生の面白さがあります。この先に何があるか分からないのが面白いと思いませんか?辛いことも勿論ありますが、楽しいことも一杯あります。日本に住んでいても、スウェーデンの新聞は毎日ネットで読めますし、スウェーデンのテレビもネットで見れます
から、日本とスウェーデンのニュースを比較したりします。一つとても面白いことがあります。日本で起きた事件、話題になったことが大体スウェーデンでも起きたりします。去年は食事の安全に関する”事件”がいっぱいありましたね、、スウェーデンでもありました。スーパーで肉の賞味期限をごまかしたりなど、、、また最近では年末のリストラ、、スウェーデンのボルボ(車)も年末にたくさんの人をリストラしました。しかし、日本と違って、スウェーデンではリストラされたから、すぐ”ホームレス”になるわけではありません。社会のセーフティネットがしっかりしていますから、当然その受け皿もあります。日本でも”派遣村”が話題になっていますが、、皆さんこのニュースの伝い方に納得しますか?私は疑問いっぱいです。確かに、リストラされて本当に困っている方がいっぱいいると思います。その方たちを助けて欲しいです。しかし、今までは”気楽に生きていたい”、就職しないで、転々と仕事をした方が楽で、人に合わせたりしないで、責任も持たないで、派遣の仕事をして来た人がいっぱいいると思います。そういう人達が可愛そうだと思いますか?私はそう思えません。出来るなら、皆が気楽に生きて生きたいです。しかし、社会人としての責任があって、家族に対しての責任があって、好きでもない仕事を頑張って働いている人達がいっぱいいます。でも、彼らを可愛そうだとか”すごい頑張っている!”などを褒めたりはしないし。でも、今は突然全てのホームレスやリストラされた人達が”可愛そう!!”になっていますが、、やはりおかしい、納得できません。
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2008年10月21日(火) |
立川市で多文化共生円卓会議 |
立川市は今年から多文化共生円卓会議を設置しました。円卓会議と言っても、ピーンとこない方が多いでしょうが、簡単に言えば、立川の外国人の声を拾える会議です。ただし、今回の円卓会議はただ外国人の声を拾うだけではなく、立川市が日本人と外国人がどのように一緒に暮らしていけるための様々な案や提言を市の方に出す、というような会議です。前日の日曜日(19日)には、この会議のオープン会議でした。市長にも前半出席して頂いて、委員の私達が直接市長にいろいろなお話ができて、とても良かったです。立川市には多くの外国人が住んでいます、そして残念ながら、その中に孤立してしまう外国人も多くいます。私みたいに言葉が出来て、ずっと前から日本の社会に溶け込んでいる人は問題ないでしょうけれども、やはり言葉が話せない方が一番苦労しています。子供の学校、住まい、仕事、などなど、本当にさまざまなところで大変な思いをして生活をしている外国籍の市民がいます。これから、何回かに分けて、この問題について書いて行こうと思っていますので、是非読んでみてください。やはり、日本人vs外国人ではなく、立川市、あるいは日本、にはさまざまな人間が生活しています、それは日本人、アメリカ人、ロシア人などなど、様々な国籍を持っている人がもしろんですが、国籍だけではなく、日本国民一人一人が皆違います、、その事を本当に理解すれば、多文化共生もそんなに難しい問題ではないはずですが、残念ながら、人間はかなり難しい生き物です。皆と違う人をなかなか受け入れることが出来ません、、、だから、大人社会でも子供社会でもいじめがあります。でも、立川市がせめて、この多文化問題について真剣に取り組んでいる事は本当に素晴らしいことだと思います!日本を変えることができないなら、せめて立川市を日本人にとっても外国人にとっても暮らしやすい町にできればと思います!
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